Culthouse diaspora

風が辿りつかない場所

蠱毒のグルメ:Hotter Than Hell

各々方は好きなカップ焼きそばの銘柄はあるだろうか。高貴な出自故、カップ焼きそばを食したことがない、という方は是非名乗り出て欲しい。そして俺のパトロンになってくれ。

UFO、一平ちゃん、ソース焼きそば、いか焼きそば、色々あるが、みんな違って、大体みんな同じだと思う。が、その中でも比較的大きな存在感を放っているのがペヤングソース焼きそばであり、とりわけ通常サイズのペヤングが2つ入った超大盛は、我々デブから圧倒的な支持を得ている。数年前のゴキブリ混入騒動でペヤングが全面回収となり、その後まるか食品の企業努力で復活した事で、よりその人気は高まったようにも思う。

で、そのペヤング超大盛にこのたび、新しいラインナップが加わった。それがこちら。
http://www.peyoung.co.jp/products/765/
すごーい! バッカじゃないのー!

ペヤングの激辛はそれ単体でも非常に辛く、数多のペヤングファンの肛門を撃墜してきたことで既にお馴染みであるが、カレーと合わさった本品の力はいかがなものか。元々ラインナップに加わっていたペヤングのカレー味はそれほど辛口ではなかった筈だが…。

820mlとかいうおおよそ地球に優しくない量のお湯を注ぎ3分、湯切りをしてカレーと激辛、それぞれのソースをかけてみる。なんかね、湯気の時点で既に鼻がモヤモヤしてくる。まずは激辛の方をひと口。うん、やっぱ辛い。お次にカレーの方をひと口。…辛いんだが。そこで両者のソースを混ぜてみる。むせた。なんすかコレ。ひと口含んだだけで汗止まんなくなったんですけど。

ちなみにこの必殺ペヤング、夜勤の食料に買ったのだが、折しもオフィスのお隣の島では大規模なトラブルが発生しており炎上中だった。しかし俺は担当が違う上、違う意味で炎上しているので助けに行く余裕はない。すまない。

そんなこんなで格闘すること十数分、平らげた後には唇が真っ赤に腫れ上がった汗ダルマが出来上がっていた。夕食を取った筈なのに100mを走った後のような疲労感と達成感に満ちているのはどうしてだろうな。それでも残る仕事を単体とこなしたのはIT土方の鑑といえるだろう。

ちなみに肛門バーストの危機と戦った後、夜勤明けに上長と神田の雲林坊に行った。

https://tabelog.com/tokyo/A1310/A131002/13141638/

マツコ・デラックスの番組でも紹介されたこの店の汁なし担々麺は本当に絶品であった。神田雲林坊、オススメです!

Memories consume Like opening the wound I'm picking me apart again

報せを聞いた時、夜勤の真っ最中だったが、本当にちょっと言葉に詰まった。うっかりすると泣いてしまいそうだ。


幾度となく来日も果たしてて、精力的にライブもこなして、これだけの大御所になっても数年に一度はアルバムをリリースして、それで今後も何となく続いてくバンドだと思っていたのに。別に彼らを主目的でライブに行くことはなくとも、どうせどっかのフェスのトリか何かでそのうち見れるだろうと思っていた。Kornには思い入れがあるけど、リンキンは好きって公言するとビッグ過ぎて自意識的になんかアレな感じがしててな。1stと2ndはむっちゃ聴いたし、その後もコンスタントに良い作品リリースしてることは知ってたけど、積極的に追いかけるほどではない、という。

 

俺にとってLinkin Parkはそのくらいのバンドだった。今後彼らの活動がどうなるのかは分からない。でもチェスターを生で見れる機会は永遠に失われてしまった。


相互のフォロワーさんが言ってたけど、Linkin Parkって好むと好まざるとに関わらず、なんか日常にスッと入ってく音なんだよな。あの頃ポコポコ浮かんでは消えてったヌーメタルとかなんとか言われた連中で、最盛期の輝きは無くなっても、彼らが今に至るまでその存在感を失わなかったのはその辺に理由があるんじゃないだろうか。

 

大学の部室で誰かがパソコンで絵を描きながらMeteoraを流してたこととか思い出してた。カラオケで誰かがBreaking the HabitやNumbを歌ってて俺も歌えるようになった。マイク・シノダがガンダム好きというので、当時SF研究会に入ってた俺は、こいつらの音楽のどっかSFちっくでナードな雰囲気に勝手にオタク的なシンパシーを感じたりしてな。まあ端的に言うとね、やっぱり青春だったのよ。

 

正直、自分でもこんなに悲しくなるとは思わなかったので驚いている。ちょっと今日は、何も手につきそうにない。

 


Breaking The Habit (Official Video) - Linkin Park

 

Darkside of the Moon

昨日から毎日500文字以上の雑文を書くことを自分に課している(正確には課された)のだが、朝起きて、スマホを開き、Twitterのタイムラインをぼーっと眺めていたが、まあ見事に書くネタが浮かばねえ。これじゃ三日坊主どころか一日坊主になってしまう。これはいけない。

 

それでまあ、なんだ、浪川大輔の不倫が文春されたとか、上坂すみれに殺害予告を送った高専生が逮捕されたとか、中国映画でウルトラマンパチモノの無断使用があったとか云々。

 

インターネットは色んなものへの参入のハードルを下げてくれるありがたいものだけど、有名人に殺害予告送るハードルまでイージーになってしまうのもどうなんだろな。まあインターネットなぞなかった時代からアイドルへの嫌がらせはあったわけだが、とかくネットは向こう側に人がいない、いることを意識しなくて良い、という思考がテレビより加速しがちであり、なおかつ悪意がフィルタリングされることなく対象に届きやすい、またそれが拡散しやすい、という問題はある。そして何よりネットに投げた言葉は残りやすい。オンライン上のキャッシュだけでなく、人の記憶にも残る。ツイートやアカウントを削除して、自分が忘れていたとしても誰かが覚えている。

 

ちなみに今日は48年前の1969年、アポロ11号が月面着陸を果たした日なんだそうな。俺がしょっちゅうルイ・アームストロングと間違えることでお馴染みであり、「地球は青かった」という名言を遺した方とこれまたしょっちゅう勘違いするニール・アームストロング船長の言葉は非常に有名である。が、そんなアームストロング船長と、オルドリン飛行士がアポロ11号の帰還に失敗して死を迎えた時の為のニクソン大統領の演説の予定原稿が残っており、それが一般に公開されていることはそこまで知られていない。

watergate.info

 

どんな形であれ言葉は残る。表舞台で語られなかった言葉ですら残っている。

病院に帰ろう

就職して上京して来たときのことを思い出していた。昨日は会社の健康診断でとある病院を訪れていたのだが、前の会社の時から同じ病院で健診を受けているもので、何となくあの病院に、あの一帯に思い入れがあったりする(どこの病院か書くと特定されそうだから書かないけども)。

 

前の会社に入社したのは2008年の3月1日だった。年度始めに4月1日の客先に新卒を送り込むべく、新卒の入社日を1ヶ月他の企業よりも前倒ししていたらしいのだが、おかげで新入社員研修の真っ只中に大学の卒業式に出席するべく福岡に帰ることになったし、他の同期が3日かけて勉強してた資格試験を1日ちょいの学習期間で受けることになったし(資格は取れたが)、何より大学最後の春休みの3月という、一生のウチでおそらく最も何も考えずに過ごせる1ヶ月を会社なんぞに捧げてしまったことに激しい怒りを未だに覚えている。しかも営業がグダったりリーマンショックの影響やら何やらで、結局現場が決まったのは6月になってからだったし、翌年の新卒からは普通に4月入社になったらしい。ド許せぬ。当時の人事の人間をぶっ飛ばしてえ。まあそいつらは今はもう会社にいないだろうが。そしてそんな会社に6年以上もいた俺の脳味噌の花畑っぷりをぶっ飛ばしてえ。どんな会社にもとりあえず3年なんて嘘だからな。ここはダメだと思ったらその日のうちに転職エージェントや知人に相談するべきだ。時間は金以上に重い。

 

えーと、何の話だったっけ。前の会社の悪口ならまだまだ書けるが、さて置き。

 

とりあえず上記の通り3月に入社する以前に健康診断を受けろと会社に言われ、前月の2月の下旬に上京し、最初に訪れたのが、昨日も行ったその病院だったのである。俺の東京の原風景は、そこからスタートしている。小学一年になるまで毎年一つは大きな病気をやって入院したり、その後もことあるごとに病院に世話になってた俺にとっての原風景は、病院にあるのだ。その後も人生のターニングポイントで何かしらか病院に世話になっているし、基本的に物覚えが悪くて色んな事を忘れていくタチなのだが、病院通いした記憶だけは割と鮮明に覚えてたりする。なんだかなあ。

 

まあそんなこんなで、今後も病院と縁のある生活を送っていくのだろう。さしあたっては産業医面談受けることになりそうな予感がする。親からもらった名前にはhealthが含まれているのにね。

三十二病

ここ半年ばかりの間に色々なことが起こったというのは先日書いた通り。そういった状況の変化が、プライベートでもお仕事上でも現在進行中であったりする。今まで何となく続けてきた悪癖と、仕事上の立場、のんべんだらりとやってきたことがのんべんだらりを許されない状況になってきつつある。どっちも向き合って、清算することを求められているような気がする。とてもめんどくさい。

 

とは言え、そのとてもめんどくさい状況を呼び込んだのは他ならぬ自分自身であったりもするので、結局今はやることをやっていくしかなかったりする。これまでやることを避けたり、先送りにしてきたツケが色んな方面から噴出している。思えば、何で先送りにしてきたのだろう。何で俺は動かなくなったのだろう。そもそも、俺は何によって動いていたのだろう。

 

自分を動かしてたものが何なのか、ここ数年で全く分からなくなった。多分何かの原動力を失ったんだと思う。原動力がなくなって元々強かった物欲は更に増大した。色んな趣味に手を出して代替を求めた。でもほとんど飽きた。

 

 

酒は好きだけどガソリンではないし、ヘヴィメタルは今でも大好きだけど、エンジンには出来なかった。色んなところに手や顔を出したおかげで知り合いや友人は増えた。趣味には飽きても人に飽きたりはしていない。でも何故か最近は人を遠ざけてしまってきたような気がする。この年齢になって生まれて初めて彼女が出来た。一生付き合っていくつもりでいるし、ずっと一緒にいたいと思っている。でも、彼女は彼女であって俺ではない。俺を動かすものは、きっと俺の中にしかない。

 

そんなこんなで、とても今、自分探しがしたい。手始めにどっかに行きたい。路銀もないので日帰りで帰れるようなところがいい。そして5000兆円欲しい。

結局はてなに帰ってきたお話

しばらくnoteでブログを更新していたのだけれども、その後、色々なことが起こり、ネットに長文を投げ込むのがしばらく嫌になっていたし、Twitterからも遠ざかってたりしたのだけれども、やっぱり自分の思考を整理する意味でもアウトプットは必要、ということから結局はてなに戻ってきたのであった。ただいま。

 

で、その色々あったところの「色々」については、ぶっちゃけあんまりネットに書けないことの方が多いのだが、とりあえず要点を書くと、

 

・生まれて初めての彼女が出来た

・彼女が色々なストレスから自律神経をやっちゃった

・更に色々あって彼女が通ってたアメリカの大学を退学することになってしまった

・彼女に会いにアメリカに行き、一緒に帰ってきた

・日本で彼女と同棲することになった

 

以上である。

そして上に書いてある出来事が1月の下旬から4月にかけて一気に連続して起こった。人生、何が起こるか分からんという言葉がこれほど実感をもって感じられたこともない。

 

非モテが彼女出来て同棲とか幸せの真っ最中じゃねえか殺すぞこの野郎、という無言の圧をたまにどこからともなく感じたりすることがあるが、人生がジェットコースター状態になるのは疲れるぞ。もちろん幸せであることには違いないが、なんかもう全部ひっくるめて、生涯でもっともせわしない上半期であった。

 

とりあえず上記の色々から学んだこととしては、人生、物事が進む時は最後の審判並みに一気に進むということ(最後の審判がどんな具合か分からんが)と、人間の関係性の歪みは戻らないし、必ずツケを払う時がやってくるということの二つである。

 

いつだって人間が一番難しい。そんなわけで今日はDeathのHumanからFlattering of Emotionsを貼って終わりにしたいと思う。このブログをお読みの方々の健やかな下半期をお祈りする。


Death - Flattening of Emotions (Remastered - HQ)

2か月前に観たシン・ゴジラの感想

www.youtube.com

 

還暦を迎えたゴジラの新作である。

前回のゴジラ・ファイナルウォーズが2004年であるから、12年ぶりの新作だ。

ところで皆様はエビングハウスの忘却曲線をご存じだろうか。

上記によれば、特に復習を行ったりしなかった場合、1ヶ月前に記憶したことは1ヶ月後後には79%は忘れているんだそうな。

よって、2ヶ月前に一度だけ観た映画の感想を書く場合、映画に関する記憶が8割以上失われた状態で書くことになるのだ。鶏以下の記憶力しか持ち合わせていない私にこれは難しい。そんなわけで、そういう感想だと思って読んで頂ければ幸いだ。

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