Culthouse diaspora

風が辿りつかない場所

20170911

911である。時差があるので正確には日付が違うような気がするが、何にせよアメリカで起こったあのあれからもう16年経つのだ。2001年当時、高校生だった俺は家のテレビの速報で事件を知った。日本で最初にそのニュースが流れたのは多分21時を過ぎた頃だったと思う。

どの番組だったのかは忘れたが、とあるコメンテーターが倒壊するワールドトレードセンターの映像に合わせて「巨大なビルが、音もなく崩れ去りました」って言ってたことを今でも覚えている。そりゃ映像に音が入ってないだけで、実際に音がししなかったわけがないだろう、非常にどうでもいいツッコミを入れてたことを未だに覚えている。まあ、あまりにも現実離れした光景に遭遇すると、正常に判断力が機能しなくなる、というのは、その後何度となく倒壊するニューヨークのワールドトレードセンターの映像を見せられた時にもそうであったし、その16年経った現在に至るまでに起こった数多くの出来事を振り返ってみてもそうかもしれない、と今になって実感することではある。2001年当時、きっとこの出来事をきっかけに戦争が起こる、世界は変わる!と俺は思っていた。実際に戦争が起きて、世界も変わったと思う。ただその世界の変化は俺が想像していたものとは随分と違っていたような気がする。まあ、20世紀に負けず劣らず21世紀も激動の時代になっていくことだけは多分間違いないのだろう。

そんなこんなで今日もとりあえずこれから仕事だ。