Culthouse diaspora

風が辿りつかない場所

雨が降る

このブログをお読みの諸氏の最古の記憶は何だろうか。まあそれこそ千差万別であろうが、俺の最も古い記憶は、3歳くらいの頃に当時住んでた団地の入り口で父親の車を見てる夕暮れ時の情景である。

が、この記憶はかなり曖昧で、実際に遭遇したかどうかも怪しいし、親も覚えているかどうか分からんので何とも言えない。というか俺の3歳は幼稚園に入園したり弟が産まれたりヘルニアか何かで入院したりと色々あった筈なのだが、何一つ思い出せない。色々あり過ぎたせいだろうか。

鮮明な記憶はその次、4歳頃の記憶で、幼稚園の窓から雨天の空を眺めている記憶だ。季節の頃までは思い出せないが、今日の東京のような雨に遭遇すると、唐突に思い浮かんでくる事が今でもある。

あの頃の俺の世話をしてた若い先生方は、もう皆50歳を超えている筈だ。お元気だろうか。弟も同じ幼稚園に通ったので、俺が卒業した後もその幼稚園とは交流があり、数年後に新築で建った俺の家を園長の夫妻が訪れた事があった。園長夫妻は、我が家を見るなり、「この柱が良くない」などと文句を付けて帰っていった。現在もご存命なら80か90歳は過ぎている筈である。出来れば死んでいて欲しい。

そういえば幼稚園の年少組の組の名前が、同居中の彼女の下の名前と同じだったことを今さっき思い出した。縁は妙なところで繋がっている。