Culthouse diaspora

風が辿りつかない場所

アラート

羽田元首相が亡くなったらしい。94年の4月から同年の6月までのわずか64日間という短命内閣は、戦後最短らしい。まあ、俺も羽田内閣は短かったという以上の記憶はあんまりない。その昔ミスチルの深海に入ってた曲に「短命過ぎた首相を嘆くTV Blues」とか歌ってる歌詞があって、今になって思えば羽田首相のことだったなあ、ということをぼんやりと思い出すなどしていた。合掌である。

まあ思えば1994年も色々あった年だった。中華航空機の墜落事故が起こったり、6月には松本サリン事件があったり。ちなみに今何かとアツい北の金日成主席が亡くなったのも1994年の7月のことだった。勿論結構な話題になっていたが、当時は拉致問題もそこまで表沙汰になっていなかったし、ミサイルの発射実験もそんなに頻繁に行われているわけではなかった。

それから約23年、あっちの国の指導者は二代ほど代替わりし、我が国の首相は80代から90代になっていた。時が過ぎるのは早い。当時小4だった俺は今や32歳になり、職場でかの国からのミサイル飛来を知らせるJアラートをテレビで眺めてぼんやりしてたりする。まあ、まだぼんやりと出来る間は良いのだろう。いつまでそれが続くのかは分からないが。

そんなこんなで、とりあえず今日も晩飯の支度をする。