Culthouse diaspora

風が辿りつかない場所

イエスタデイ

毎年猛暑記録が更新されているような気がするが、昨日東京は今年一番の猛暑であった。東京都心の温度は37℃であった。
昨日は夜勤明けだったのだが、仕事終えて職場のビルから外に出た瞬間から、全身の毛穴にむせ返るような熱気が侵入してくるのを感じた。サウナに入った瞬間のむっとくるアレに似ている。しかしそこはサウナではなくシャバである。路上でタオル一枚になるわけにもいかない。なってもいいが、都心のど真ん中であり、ありがたいことに交番も警視庁の本庁も近い。我が国家の治安は安泰である。
職場近くのスーパー銭湯に駆け込みたい衝動をぐっとこらえて家路へ着く。どうも昨日は正気を失っていたらしく、通勤費の安い徒歩30分のルートを選択した。暑い。暑い以外に何も感情が無くなった。ボイルされた豚のような様相で帰宅し、恋人に遠回りで帰宅したことを伝えたところ、「馬鹿じゃないの?」という暖かい言葉をもらった。俺もそう思う。
その後、昼飯の食料が足りずに近所のスーパーへ向かう。買い物を終えた帰り、今度はゲリラ豪雨に遭遇した。つくづく落ち着かない空模様である。
そんなこんなで遅めの昼食(そうめん)を取り、夜勤明けの疲れを癒やすべく布団に横になる。起きた時にはとっぷり日もくれていたが、PCを起動してあれやこれやと残処理を行い、今年一番の猛暑日は更けていった。空模様以上に落ち着かないのはどこの誰であろうな。