Culthouse diaspora

風が辿りつかない場所

メトセラの子ら

先日きんさんぎんさんに関する話をネタにしたが、作日8月4日は日本最高齢にして、アジア最高齢の田島ナビさん117歳の誕生日である。おめでとうございます。存命中の人物では世界で2番目に高齢であり、亡くなった人物も含めた世界長寿記録保持者の上位十傑に入っているらしい。またこのおばあちゃん、正確な記録がある中では日本で2番目に長生きした人物であり、九州地方の出身者では歴代最高齢であり、日本及びアジアで唯一存命の19世紀生まれの人物でもあるとのこと。

117歳と言われてもピンと来ないかもしれないが、1900年生まれの有名人だと社会学者のエーリヒ・フロムナチス親衛隊(SS)長官のハインリヒ・ヒムラーがいる。ちなみにこの田島ナビさん、現在の英国のエリザベス女王(91歳)の"母親"であるエリザベス王太后(こちらも101歳の天寿を全うされている)と生年月日が一緒らしい。ちなみに1900年と言えば、パリ万博が開催された年であり、義和団の乱が起こったり、フロイトの夢判断が出版されたり、戦艦三笠の進水式が行われた年だったりする。すげえ、もうわけわかんねえ。

ちなみに110歳以上の人物のことをスーパーセンテナリアンと呼ぶらしい。強そうだな。記録がはっきりしている中での世界最高齢の記録はフランスのジャンヌ・カルマンという女性で、1997年の8月4日(奇しくも昨日が20回忌という)に没した時点で122歳と164日間の生涯であったらしい。また、60歳を迎えると還暦と呼ばれるのは周知の通りだが、120歳の誕生日を迎えることを大還暦と呼ぶらしく、この女性は人類で唯一大還暦を迎えた人物だったとのこと。なんでも心理学者のユングや、作家のトマス・マンが同い年だったとのことで、生前「私はメトセラと競合する」と話しておったそうな。すげえ、やっぱりわけわかんねえ。

是非とも田島ナビさんも大還暦を超えて長生きして頂きたいものだ。