Culthouse diaspora

風が辿りつかない場所

Memories consume Like opening the wound I'm picking me apart again

報せを聞いた時、夜勤の真っ最中だったが、本当にちょっと言葉に詰まった。うっかりすると泣いてしまいそうだ。


幾度となく来日も果たしてて、精力的にライブもこなして、これだけの大御所になっても数年に一度はアルバムをリリースして、それで今後も何となく続いてくバンドだと思っていたのに。別に彼らを主目的でライブに行くことはなくとも、どうせどっかのフェスのトリか何かでそのうち見れるだろうと思っていた。Kornには思い入れがあるけど、リンキンは好きって公言するとビッグ過ぎて自意識的になんかアレな感じがしててな。1stと2ndはむっちゃ聴いたし、その後もコンスタントに良い作品リリースしてることは知ってたけど、積極的に追いかけるほどではない、という。

 

俺にとってLinkin Parkはそのくらいのバンドだった。今後彼らの活動がどうなるのかは分からない。でもチェスターを生で見れる機会は永遠に失われてしまった。


相互のフォロワーさんが言ってたけど、Linkin Parkって好むと好まざるとに関わらず、なんか日常にスッと入ってく音なんだよな。あの頃ポコポコ浮かんでは消えてったヌーメタルとかなんとか言われた連中で、最盛期の輝きは無くなっても、彼らが今に至るまでその存在感を失わなかったのはその辺に理由があるんじゃないだろうか。

 

大学の部室で誰かがパソコンで絵を描きながらMeteoraを流してたこととか思い出してた。カラオケで誰かがBreaking the HabitやNumbを歌ってて俺も歌えるようになった。マイク・シノダがガンダム好きというので、当時SF研究会に入ってた俺は、こいつらの音楽のどっかSFちっくでナードな雰囲気に勝手にオタク的なシンパシーを感じたりしてな。まあ端的に言うとね、やっぱり青春だったのよ。

 

正直、自分でもこんなに悲しくなるとは思わなかったので驚いている。ちょっと今日は、何も手につきそうにない。

 


Breaking The Habit (Official Video) - Linkin Park