Culthouse diaspora

風が辿りつかない場所

8月32日

昔から時間の使い方がとにかく下手である。決められた時間に、何かを為すというのがとにかくできない。何事においても計画性がなく、行き当たりばったりの見切り発車が32年間の生涯で染み付いてしまっていていて、とにかくそれで失敗を重ねることが多い。夏休みの宿題は8月31日になってから始めるタイプだった。

結局それで他人に迷惑をかけないならば良い、と思ってきてやってきた節があるが、実際のところそんなことはなく、グータラにいい加減に過ごしていると自分以外のどこかの誰かが割を食ったり迷惑を被ったりしている。そのことに割と最近まで気付かずにやってきたところがある。

最近2人暮らしをするようになったことが一番大きいが、人生譲り合いである。相手の立場を慮って一方的にならないことはとっても大事である。あと、自分自身の欲求や感情に対しても執着し過ぎない、一歩現実に譲ることが重要なのだってことにようやく気付いてきた感じがある。気付いたところで遅い、という失敗をしたのもある。

何かに没頭して夢中になるのは良いことなんだが、執着し過ぎると足元がお留守になる。足元がお留守になると悪い意味で隙が出来る。隙が出来ると、まああんまり良いことはない。思えば隙の多い人生を送ってきてしまった。改めるべきところは改めねばならぬ。

 

以上、10分以内に書くことを目標に書いて10分以内に書き終わった日記である。良かった。

 

メトセラの子ら

先日きんさんぎんさんに関する話をネタにしたが、作日8月4日は日本最高齢にして、アジア最高齢の田島ナビさん117歳の誕生日である。おめでとうございます。存命中の人物では世界で2番目に高齢であり、亡くなった人物も含めた世界長寿記録保持者の上位十傑に入っているらしい。またこのおばあちゃん、正確な記録がある中では日本で2番目に長生きした人物であり、九州地方の出身者では歴代最高齢であり、日本及びアジアで唯一存命の19世紀生まれの人物でもあるとのこと。

117歳と言われてもピンと来ないかもしれないが、1900年生まれの有名人だと社会学者のエーリヒ・フロムナチス親衛隊(SS)長官のハインリヒ・ヒムラーがいる。ちなみにこの田島ナビさん、現在の英国のエリザベス女王(91歳)の"母親"であるエリザベス王太后(こちらも101歳の天寿を全うされている)と生年月日が一緒らしい。ちなみに1900年と言えば、パリ万博が開催された年であり、義和団の乱が起こったり、フロイトの夢判断が出版されたり、戦艦三笠の進水式が行われた年だったりする。すげえ、もうわけわかんねえ。

ちなみに110歳以上の人物のことをスーパーセンテナリアンと呼ぶらしい。強そうだな。記録がはっきりしている中での世界最高齢の記録はフランスのジャンヌ・カルマンという女性で、1997年の8月4日(奇しくも昨日が20回忌という)に没した時点で122歳と164日間の生涯であったらしい。また、60歳を迎えると還暦と呼ばれるのは周知の通りだが、120歳の誕生日を迎えることを大還暦と呼ぶらしく、この女性は人類で唯一大還暦を迎えた人物だったとのこと。なんでも心理学者のユングや、作家のトマス・マンが同い年だったとのことで、生前「私はメトセラと競合する」と話しておったそうな。すげえ、やっぱりわけわかんねえ。

是非とも田島ナビさんも大還暦を超えて長生きして頂きたいものだ。

お前の好きなキャラは申公豹

やったぜ封神演義が再アニメ化するらしいぞ。Twitterにも書いたが、2015年にマッドマックスとターミネータージュラシックパークの新作が一斉に公開されて、一体今は何年だ?という話をしたことがあった。今年はポケモンの初期エピソードがリメイクされて劇場公開されたり、カードキャプターさくらの再開&再アニメ化が始動したりと、現代を90年代だと錯覚させるには十分なコンテンツが並んでいる。

そこに来て今度は封神演義の再アニメ化である。封神演義がどんな作品であるかをこのブログで述べることはしないけども、作品への個人的な思い入れはあると言えばある。自分がオタクであることを自覚して、単行本の1巻から最終巻まで読んだ長期の漫画は封神演義が初めてだった。

ファンロードの存在を知って同人文化がある事を知ったのも封神演義がきっかけだったし、放映から10年近く経っても未だに文句を言われてる当時のアニメ版もなんだかんだで最初から最後まで追い掛けていた。俺と同世代くらいのオタクは概ね封神演義のアニメ版の展開には文句垂れるクセに、カラオケに行くと絶対に米倉千尋のWillを歌いやがるんだ。どいつもこいつも夢の国を探し過ぎなんだよ。

思い入れはあると言えばあるなんて言い方をしたが、普通に思い入れ沢山だな。嫌よねアラサーのオタクは。まあ金を落とすオタクの中心がアラサー世代にシフトしてて、その世代の多くが新しいコンテンツよりもノスタルジーを刺激するコンテンツを望んでるのかなあって考えると、どうにもモヤモヤするところがあるにはあるのだけど、とりあえず楽しみにしておこう。

 


米倉千尋 - Will

アースガッデム

昨晩は夜勤明けに夜更かしをし、就寝したのが今朝の4時頃。窓を見ると既に少し空が白み始めていた。

そこから眠りに落ちていた7時頃、ゆらゆらと大きな揺れに叩き起こされた。茨城県南部で震度4の地震。俺の住む杉並区では震度2くらいだったらしいが、もっと大きな揺れに感じた。体感はアテにはならないけどもね。

まあ311からこっち、地震には慣れっこになってしまったので少しの揺れで動じたりはしないんだけども、それはそれで色々と問題があるような気はしている。緊急時の避難場所を確認する以外は特に地震に対しての備えは行っていないし。

昨日は次のハレー彗星の接近が44年後だということをネタにした。でも次のハレー彗星より先に首都圏でM7以上の地震が起きるような気がしている。最近アツい北の国からミサイルが東京に飛んでくる方が先かもしれない。

まあミサイルはともかく、地震は日本にいる限りは100%起こる。東京で大きな被害をもたらす地震は多分俺が生きてる間には起こるだろう。想定を超える大きな地震が起こった時、薄氷の上に浮かんでるような東京の街は多分耐えられない。政府の研究によれば、30年以内に南関東で70%の確率でM7クラスの地震が発生するのだそうな。被害の規模は分からんが、きっと最悪なことになる。シン・ゴジラのようには上手くいかないだろう。

しかし日本人の国民性というのはどうにも因果なもので、時期は不確かだが確実に起こる破滅に備えることよりも、3年後に1ヶ月足らずで終わる祭りの準備の方がプライオリティが高いのだ。2020年の東京オリンピックのコストは3兆円とも4兆5000億とも試算されているが、その金を首都機能の移転の足しにした方が、文字通り建設的であろう。しかしこればかりはどうしようもないのだろうな。そして全てが終わった後に、気付いた時では遅過ぎる、という当たり前の教訓を残していくのだ。

とりあえず、俺達は強く生き残る術を今から身につけておく必要がある。そして今やれる備えは今やる。どれだけ備えてても死ぬ時は死ぬんだろうが、生き残る確率を上げておいた方が、後から悔しい思いをせずに済むだろう。

金と銀

8月になった。まだまだ全然そんな感じはしないが、もう2017年も残りの期間の方が短くなってしまっているのだ。うげえ。散々書いているが、今年は出だしから怒涛の1年であった。穏やかな日々を過ごしたいが、相変わらず状況が動き続けており予断を許さない状況であったりはする。まあ、止まっているより楽しいことは確かなんだけどね。

さてさて、8月1日が何の日か調べていたが、月初めだけあって日本各地で色々な市制が発効した日だったりするらしい。あと、きんさんぎんさんの誕生日だったらしい。

90年代に生きていた日本人であれば、あのダスキンのCMと共にほぼ全員が知っていると思われるが、平成生まれのボーイズ&ガールズだともう知らない人も結構いるかもしれない。まあ平成世代らしくとりあえずググればいいと思う。


1992年CM ダスキン コールセンター 双子のおばあちゃん きんさんぎんさん

きんさんぎんさんは双子の姉妹で、1892年8月1日生まれ。このダスキンのCMが放映された当初双子の100歳ということでそらもう話題になったものである。ご長寿ブームみたいなのの火付け役になったのもこの方々からではないかと。お二人とも亡くなられる直前まで毎年テレビでも取り上げられてたので、日本一有名な双子のばあさんであったと思う。何かの番組でインタビューを受けた際、これまでの人生で最も怖かったことは何ですか、という質問に対し、1910年のハレー彗星の接近が一番怖かったと答えていたのを覚えている。なるほど。しかしこの人達の何が凄いって、生きている間に2度、それも物心ついてからハレー彗星の接近に遭遇してることだよなあ…。

ちなみに、次回のハレー彗星の接近は2061年で今から44年後。俺は生きてれば76歳になっているらしい。当然ながら想像がつかぬ。

叉井是痢弥

そんなこんなで昨日はサイゼリヤで夕食を取ったのだった。初デートにサイゼリヤを選んで云々というのがネット上でバズったりしてるらしいが、あれでしょ、サイゼリヤはないって言ってるヤツもサイゼリヤで相手を試すとか言ってるヤツも、ユニクロ着てるヤツをただそれだけで見下すような鼻持ちならないスカポンタンでしょー?いずれにせよサイゼリヤには迷惑な話なので、論争を仕掛けた人間はシチリアマフィアに処刑されるといいと思う。

さて置き、昨日行った近所のサイゼリヤは少し思い出のあるサイゼリヤなのである。学生時代に就活中で福岡の大学から上京した際、当時近所に住んでいた大学の先輩に宿を借りたことがあり、その時に連れて行ってもらったのがそのサイゼリヤだったりする。

今でこそ安い飯の代名詞みたいに言われるサイゼだけど、俺が大学生だった頃に九州にサイゼリヤはまだ出店しておらず(九州への初出店は2010年)、安価でちゃんとしたイタリア料理が食べれるファミレスには素直に感動したものだったのだよ。まあ田舎者感覚でアレだが、未だに俺にとってサイゼは「東京の味」なのだ。たまに行くとそれを実感する。

先日彼女と近所の別の店にピザを食べに行った際、スッカスカなのにバカ高い値段に辟易していたこともあって、昨日のサイゼで食べたマルゲリータはより格別であった。企業努力の賜物であろう。やったぜ資本主義だ。

Like a Rolling Stone

ここ最近はスマホのメモ帳でブログを書くことが増えてきた。2人暮らしを始めてパソコンを起動する機会が随分減った代わりに、スマホを触る機会は以前より増えた気がする。最初の方こそスマホで文章を書くことに少し抵抗があったが、慣れてくればどうという事はない。

毎回テキトーなタイトルで書き始めては、書いてるうちに当初話題にしようと思っていたこととは違う方向に文章が転がり、最終的によく分からない所に不時着してタイトルを変える、ということを毎回やってる気がする。最初に決めたテーマで完走するのが苦手なのと、一つの物事に囚われるのが嫌いなのがその理由だろう。

思えば最初に決めたことから違うことをやり出す、というのは俺の普段の仕事っぷりもそうではないか。やはりブログを書くことは自分自身を見直すことになって素晴らしいな。それはそれとして普段の仕事への姿勢を貴様は見直す必要があるな?まあ、雑に書くから雑記なのであって、このブログは当分このスタイルで続けていくつもりである。

 

さて置き、この7月に見たい映画が本当に少なくてちょっとぐんにょりしている。

https://kinezo.jp/pc/theater_cinema/nowshow?ush=140feb4

↑が直近のバルト9のラインナップなのだが、いやまあ、好きな人には申し訳ないが、その、うーん…例年こんなもんだっけ。8月の中旬まではちょっとアレだなあって思いつつ、サイゼリヤでワインを飲んで過ごした日曜日であった。サイゼリヤは最高だ。